ネットワークビジネス体験記 アトピービジネスの迷路

私は子供の頃からアトピーでした。
今は脱ステロイドでゆるく養生してる所です。食事制限も真面目にはやってません(笑)
真面目に取り組もうとして野菜を無農薬とか添加物のない食事をしようと思うと、値段の高いお店でないと買えないです。
ちゃんとせめて食べてはいけないものを我慢したらもう少し、症状が楽になるのかな・・とは思いますが、仕事で疲れたらチョコレート欲しくなります。

今は脱ステしながら、保湿と入浴のやり方に工夫をすることで、昔よりは楽に過ごせるようになりましたが、ここまで来るには大変でした。
正直私の経験上「アトピーは沢山投資が出来る人しか完治しない」が持論です。
人によっては小さいうちに治せて、きれいな肌で生活されてる方も大勢いらっしゃると思いますが、私が発症したころは治療法が確立されてない頃だったので、今ほど情報もない時代でした。
どんなやり方でアトピーから抜け出すにも、入院にしろエステにしろ、健康食品にしろ多額の投資が出来た人が快適な生活を手に入れてる印象です。

色んな人が、様々な病院、健康食品等など進めて下さった中で強烈だった「ネットワークビジネス」MLM(マルチレベルマーケティング)の体験記を少し思い出しながら書いてみたいと思います。

MLMとの出会い

私がアトピーにかかり、自分の親は勿論だけど祖母が過敏なくらい私のことを心配しました。
様々な病院や健康食品、果ては占いまで(;・∀・)を見つけては勧めてくるけど、病院は遠方で待ち時間も長くて、順番取りのバイトを雇う患者がいるくらい通院だけでグッタリするような場所だったり、健康食品もその頃は青臭くて飲めない青汁も毎日積極的には飲めなかったです。病院の場所も吉方位にある所を選ぶまでの徹底ぶりでした。

祖母が私の事を思ってくれるのは有難い反面、ちょと肉類を食べるだけで目くじら立てられるのは若かった私には重たかったです。

そんな中、祖母の知り合いがとある植物のジュースで健康になって、アトピーも症状が軽くなった人が何人もいるという話を聞いて、「一度話を聞いてみないか」と、遠いところへ連れていかれました。

連れていかれたのは知り合いが所属しているMLMのグループのリーダーのお宅、郊外の高級住宅街・・私とは無縁の所でした。
そこに集まる下は30代から上はご高齢迄殆どが女性ばかりの集まりでした。
平日の昼間だから当然と言えば当然なのですが・・

「人間の細胞は60兆個ある」「微量栄養素が云々・・」おば様方は説明する人の話を聞きながらメモを取ったりうんうんうなづいたり。
当時はまだ20代の私は、借りてきた猫のように隅っこで座ってました。なんとなく居たたまれない心境でした。

健康食品の試食や、化粧品を試しにつけてみたりとした後に、参加者の体験談でした。

様々な病気が良くなった話を聞きました。

私のようなアレルギー疾患は勿論、内臓疾患にも良い変化が期待できる、変化があった話しを聞きました。

話を聞いてる所々で「この仕事」という言葉が気になりつつも、なんて尋ねたらいいか分からないので黙ってました。

祖母が「何がなんでもこの子(私)に良くなってほしい」との事だったけど、色んな所に投資をしてくれることに対して重荷になっていた私は「これ以上経済的負担や迷惑を掛けたくないから嫌です」と断りました。

「なんとなく、このオバサン方の雰囲気が苦手。」

直観的なものでしょうか?そう思ったのです。

しかし、結果的には祖母の後押しとおば様方の「綺麗になろうね」で渋々参加することに・・。
当時は体調不良で会社を辞めて、求職活動しつつも無職の状態だったので、健康食品代は祖母が出してくれましたが、
2リットルで1本1万円以上もするジュースの大量購入を祖母にさせてしまうのは本当に忍びなかったです。

この後、セミナーやあちこちの集会に足を運ぶことになります。
次の記事で書きます、


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