ネットワークビジネスの事を思い出す為に、もう一度色々調べなおしたら「アトピーといじめ」のキーワードが心に引っ掛かりました。
公にはされてないけど、自殺原因はうつに次いで第2位、自殺原因の病気ツートップになりなおも生きてる私って。。。
もう少しだけ備忘録を書いてみたいと思います。
受け流すのが苦手ないじめられっ子だった
子供の頃の私は、人見知りが激しく一言「馬鹿」と言われたら向きになったり泣いたりする、「受け流す」事が出来ない面倒な子供でした。
「〇〇ちゃんが、あんなこと言うた。」とべそ掻きながら母親に言ったら「気にしないの。」「放っときなさい」と言われても、気にしないとか放っておくって事が理解できない子供でした。
人見知りなのに、人に馬鹿にされたり嫌われるのを極端に恐れてる子供でした。
今も人見知りな所は残っていますが、万人に好かれることもなければ嫌われる事もない事を学んだ今は、昔ほどは嫌われることは恐れなくなりました。ただ、その場の空気が険悪になるのを恐れて言いたいことも言えずにモヤモヤすることは未だにあります。
クヨクヨ、イジイジな子供だったので、アトピー発症以前からいじめられっ子でした。
ちょっと揶揄われたらムキになるなんて事をしなかったら、もう少し対人関係で子供の頃から苦労はしなかったと思います。
このストレスを溜めやすい性格も、アトピーにかかりやすい原因になってると思います。
アトピー発症
思春期に差し掛かる頃、毎晩寝てる間あちこちがかゆくなり、起きてる間も体をさすってないと落ち着かない状態。
段々顔も赤くなり、粉が吹いた状態になり・・。
学校で揶揄われたりばい菌扱いされました。教室にいても校内を歩いても知らない生徒から罵声を浴びる。
どこにも居場所がないと思いました。
執拗に意地悪い仕打ちをして来るのに限って「あんたが言うか?」って輩が多かったです。
「外見で人を判断するな」なんて言ったって、中学生は残酷です。
泣こうが逃げようが、嫌がらせをしてくる奴はどこまでも辞めない。自宅にいても生徒会名簿から電話番号を調べて(今ではあり得ない事ですが、この時代は普通に全校生徒の住所と父母の名前と自宅電話番号が掲載されてるので悪用する輩もいました。)いたずら電話をかけてくる。家族からの電話にしか出ない様、合図を決めてやり過ごしてました。
最初のうちは仲良くしてくれてた友達も、私といると嫌がらせをされると離れて行きました。
その時は「こいつら鬼」って思いましたが、今となってはそんな薄っぺらい友達要らないって思います。
当時は「中学の友達は一生の友達」なんて根拠のない話も聞いたことがありましたが、私の親友は高校になってから現れました。
中三の途中までは頑張って学校に行っていたけど、公立進学は超底辺高校でギリギリと言われた日には、緊張の糸が切れて不登校になりました。私立専願で自分の出身校から進学する人が少ない所を志望校にして、居場所のない学校にはできるだけ近づかないようにしました。
どこにも味方が居ないと思ってた所、特に親しくも無かったけど数少ない優しいクラスメイトがわざわざ家にノートを届けてくれるた時は、少し心が痛みましたが、我が身を危険にさらしてまで、学校に行く気にはなれませんでした。
中学の同窓会は絶対に行きたくありません。今の場所に引っ越したことも小中高とも同窓会には報告してないです。
思い出したくもない罵声を浴びて、身の危険を感じた時「死にたい」って思いました。
反面「死んでしまったら、こいつらの思う壺だ。」という気持ちもありました。
この後もアトピー悪化の辛い時期を迎えた時は、いじめとは関係ないく「死にたい」と思いました。
なので、自殺原因第2位になるのも頷けます。
春の悪化する時期はリンパ液が出て、いつ引っ込むのか分からないから仕事も長期欠勤になるし、このいつ治まるか分からないリンパ液が出てる時、「こんな体から離脱したい」って思います。
こんな体背負ってる事が苦痛で仕方ないのです。
夏は腕やデコルテを出した服なんて着れないし、特に女性の場合は化粧も脱毛も思うように出来ないし、恋愛だって積極的にはなれませんでした。(これは個人差がありますが)
「普通の女の子がやってるファッション」が思い切り出来ないのは辛かったです。
また、肌に悪い大人になってから嗜む嗜好品をやっても全然肌が綺麗な人を見てると、こっちは飲むのも付き合い程度で、ニコチンは肌に悪いから・・いやいや、元々嫌いだから吸わずに健康に留意してるのに・・。と思うと世の中不公平だと思わずにはいられませんでした。
「ニキビが一つ出来たから出掛けたくない」
なんてやり取りをテレビや雑誌で見聞きすると「ふざけんな。私はどうなるのよ?」って、イライラしました。
少ないながらも恋愛はしましたが、結婚となると「子供に遺伝するのでは」という思いから恋愛以上に積極的になれませんでした。
ネットでのアトピー患者のつぶやきを見てると親から遺伝でアトピーになったと思われる子供の恨み節のようなつぶやきを見てると、「やっぱり結婚しないでよかったのかな?どうなんやろ?」と自問自答しました。
このつぶやき、アトピーの親御さんにとって、かなり辛いと思います。
私の昔の知り合いにもアトピーにかかってても結婚した人がいました。久しぶりに会ったら赤ちゃんが生まれてましたが、赤ちゃんもアトピーでした。その後、克服できたのかどうかが気になります。
ここまで辛いアトピーだけど、とらえようによっては「本当に自分を必要としてくれる人がわかる」リトマス試験紙と発想を切り替えたら、少しは気分的に楽になれるかもしれないです。
先にも挙げた結婚したアトピーの知り合い。旦那さんになった人は彼女のアトピーごと受け入れて一緒になった人です。
私と今でも仲良くしてくれる人たちは、少なくとも外見で人を判断する人ではありません。
本当にありがたいと思います。
昔は、接客業にアトピーの人が店頭に立つことは見たことありませんでしたが、最近は時々見かけるようになりました。
たまに残念なお客さんから心無い言葉を言われることもあるようですが、これだけは声を大にして言いたいです。
アトピーは人にはうつりません
そしてあなた方にとって目の毒のアトピーにかかった私や同じ患者さんは好き好んでかかったのではないのです。
誰が、こんなに粉が吹いたりリンパ液が出る体に、好き好んでなるでしょうか?
次は、「こんな言葉や態度って結構傷つく」事を記事にしたいと思います。