白浜アドベンチャーワルドのパンダ楓浜独り立ちへ

1歳のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」ひとり立ち!

2022年4月14日(木よりパンダラブでの公開アドベンチャーワールド
2022年3月31日 12時32分

アドベンチャーワールド(和歌⼭県⽩浜町)で暮らす1歳のジャイアントパンダ「楓浜(ふうひん)」は母親「良浜(らうひん)」から『ひとり立ち』し、2022年4月14日(木)より希少動物繫殖センター「パンダラブ」での公開が始まりますのでお知らせいたします。
ジャイアントパンダは群れを作らず単独で生活する動物で、野生下でも1~2歳で母親の元を離れ、1頭で過ごすようになります。2月下旬より、段階的に親子で過ごす時間を減らし『ひとり立ち』に向け準備を進めてきました。永久歯が生えそろってきており、竹も1日に2㎏程食べています。『ひとり立ち』を迎え大人への新しい一歩を踏み出す「楓浜」を温かく見守っていただけますと幸いです。

【ジャイアントパンダ「楓浜」ひとり立ちに向けてのスケジュール】
2022年2月下旬         段階的に『ひとり立ち』に向け準備をスタート
4月11日(月)       母親「良浜」との公開最終日
4月12日(火)・13日(水) ブリーディングセンターからパンダラブへ引っ越し4月14日(木) パンダラブでの公開スタート
【希少動物繁殖センター「パンダラブ」での公開について】
公開日:2022年4月14日(木) ~
時 間:午前10時00分~午後4時00分
場 所:希少動物繫殖センター「パンダラブ」
※初日(4月14日)は屋外運動場での公開予定です。
※動物の体調や天候などにより変更する場合がございます。

ジャイアントパンダ飼育スタッフ 吉田 倫子さん

<「ひとり立ち」に向けて>
親子の様子を観察していると、「楓浜」が1頭で過ごす時間が増え、親子でじゃれ合う時間が減って来ました。4月のひとり立ちに向けて、休園日を利用し、現在暮らしている「ブリーディングセンター」からひとり立ち後に暮らす「パンダラブ」で1頭で過ごす練習を重ねてきました。練習開始当初は初めてのにおいが気になり、運動場へゆっくり慎重に出て行きていましたが、徐々に慣れて落ち着いた様子で竹を食べるようになりました。パンダラブではお姉さんたちが近くにいるので、寂しくなく過ごせるかと思います。「楓浜」の大人への第一歩を温かく見守ってください。

【ジャイアントパンダは単独で生活する動物】
ジャイアントパンダは単独で生活をする動物です。野生下でも1歳から長くても2歳までに母親と離れ1頭で暮らすようになります。ふたごの場合でも、兄弟姉妹とも一緒に過ごしますが、成獣になると縄張り意識が芽生え、食べ物や縄張りをめぐり争うようになります。
ジャイアントパンダのように、単独生活する動物の親子が別れる時期は突然訪れます。母親は子どもに対する態度を変え自分の縄張りから追い出し、ひとり立ちを促します。飼育下では、親子の安全を最優先に段階的に子のひとり立ちをサポートします。

ふたごの「桜浜」・「桃浜」も別々の運動場で過ごします。

【「楓浜(ふうひん)」について】 ※体重・全長は2022年3月31日時点
■出⽣⽇時︓2020年11⽉22⽇ 午前11時50分
■性 別︓メス
■体 重︓44.38kg(出⽣時︓157g)
■全 ⻑︓約110cm(出⽣時︓20.5cm)

パークで17頭目の赤ちゃんとして誕生しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地より中国人スタッフが来日できない中、今回初めて、当パークの日本人スタッフのみで迎えた出産となりました。大きなケガや病気をせず、母親「良浜(らうひん)」の愛情をたくさん受け成長しました。

【楓浜の成⻑記録】
2020年11⽉22⽇(  0⽇齢)午前11時50分に体重157gで誕⽣
12⽉22⽇( 30⽇齢)⽣後1か⽉ 体重が1㎏を超える
2021年 1⽉ 7⽇( 46⽇齢)両⽬がしっかりと開く
1⽉ 8⽇( 47⽇齢)保育器を卒業
2⽉23⽇( 93⽇齢)乳⻭が⽣える、体重が5㎏を超える
3⽉ 7⽇(105⽇齢)歩き始める
3⽉12⽇(110⽇齢)公開を開始
3⽉18⽇(116⽇齢)命名セレモニーにて「楓浜(ふうひん)」と発表
4⽉22⽇(151⽇齢)屋内運動場で親⼦の公開がスタート
5月22日(181日齢)生後半年を迎える
10月21日(333日齢)屋外運動場で親子の公開がスタート
11月22日(365日齢)1歳を迎える

アドベンチャーワールド「SDGs宣言・パークポリシー」https://www.aws-s.com/parktheme-sdgs/
アドベンチャーワールドは、「こころにスマイル 未来創造パーク」として、すべての生命にSmile(しあわせ)が溢れる豊かな未来の地球の姿をパークで体現します。パークという”小さな地球”を通して、関わるすべての人の人生が豊かになるように、動物たちの生命がずっとつながっていくように、自然や資源が循環し再生するように、未来のSmileを創り続けていきます。

SDGsについて
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年をめざして明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9月、ニューヨーク国連本部において193の加盟国の全会一致で採択された国際目標です。

転載:PR TIMES

楓浜独り立ち後の初めてのGW

GW期間は完全予約制になったアドベンチャーワールドで、
末っ子パンダの楓浜は、母親良浜から離れ、
最初は寂しそうに「くぅくぅ」と鳴いてることもありましたが、
テレビの取材のカメラマンにもファンサービスをする余裕も出てきました。

となりに住んでるお姉ちゃん方とも、
ガラス越しのご対面をして遊んでいるのかそうでないのか・・。

少しずつ新しい環境に慣れて行ってると取れます。

お母さんの良浜は、最初は楓浜の姿を探し求めて、
マーキングしたり、声を出して鳴いたりするので、
「お互いが無関心になるまで一緒にしてあげた方がいいのでは?」
という意見が見られました。

私も、パンダの気持ちが理解できるのであれば、
楓浜・良浜親子の意思が尊重されたらいいなと思います。

最近は良浜も楓浜がいない現状を受け入れたのか、
隣の広場にいる彩浜や永明さんとガラス越しや柵越しにご対面して、
パンダ同士の交流をしてるご様子。

次も新しい命は宿るのでしょうか?
どちらも高齢の域に入っているので、無理はしないで欲しいと思います。
永明ファースト、良浜ファーストで「しあわせ計画」は遂行されることを願います。


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