寒中見舞いと喪中見舞いの文例。ペット向けの喪中はがき文例。

寒中見舞い

いつごろからいつまでに出したらいい?

寒中見舞いは、松が明けてから大寒の最後の日である「節分」までに送る慣わしがありますので、1月8日~2月3日までに送りましょう。
「寒中」とは二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」にあたる期間です。
その寒中に相手を見舞う書状なので「寒中見舞い」となります。
※ 2021年の暦では、小寒は1月5日、大寒は1月20日、節分は2月2日です。

松の内は1月7日までです。この期間は年賀状の受付期間になりますので、松の内の間は小寒を過ぎた1月5日を過ぎても慌てて出さないようにしましょう。
近親者の不幸にまつわるはがきのやり取りになりますので、ここの所は気をつけたいですね。

寒中見舞いの文例

1.年賀状の代わり

一つ目は危篤状態の家族がいるため、年賀状の事を考える余裕がない状態の時もあります。
落ち着いたころに年賀状のお礼もかねて、寒中見舞いで年始の挨拶の文例・・・唯一喪中ではないケースですね。

早々にご丁寧な年賀状を頂戴しありがとうございます
昨年末 父 太郎が体調を崩しておりましたため
どなた様にもご挨拶が遅れてしまいました
大変申し訳ございません
おかげさまで回復し無事新年を迎えることができました
遅ればせながら 本年もどうぞよろしくお願いいたします
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
令和四年一月

喪中はがきの代わり

喪中はがきが行きわたらず、こちらが喪中と知らないで年賀状を下さった方へ、寒中見舞いでお詫びと挨拶や、年末急遽喪中になった場合の文例。

寒中お見舞い申し上げます
早々にご丁重なお年始状を頂きありがとうございました
昨年十月に祖父を亡くし服喪中のため
新年のご挨拶を失礼させていただきました
ご通知が遅れましたことお詫び申し上げます
寒さ厳しき折から皆様のご健勝をお祈り申し上げます
令和四年一月

いずれも喪中はがき同様、句読点や段落はありませんので注意しましょう。

私が実際に遭遇したケースも12月中旬に当時の会社の同僚が事故で亡くなるという事例でした。
お通夜の時に、故人のご遺族と話す機会があり、姉妹仲がとても良い方達で、姉妹でクリスマス会を予定してた話などを聞いた時、本当につらかったです。
私は会葬礼状を頂くにとどまりましたが、もっと近しい関係の方は寒中見舞いも受け取ったと思われます。

喪中見舞い

いつ送るか

喪中はがきを受け取ったら、返信するはがきです。
こちらは年明けの松の内が明けるのまで待たずに、年内すぐに送る事が出来ます。

喪中見舞いの新習慣に一言メッセージを

喪中見舞いとして3000円から5000円の品物を贈る場合もあります。
品物に一言メッセージを添えるときは下記のようにされると、ご遺族から喜ばれるでしょう。
贈る品物は高級なお線香等が選ばれてるようです。
お線香を贈る場合、相手の家族状況や健康状態も考慮するなら、煙が少なく優しい香りの種類にすると喜ばれるでしょう。

『心からお悔やみ申し上げます』
『ご訃報に接し、心から哀悼の意を表し、安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます』

文例 通夜や葬儀に参加せず、喪中はがきで亡くなったと知らされた場合

このたびはご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました
お手紙を拝見して初めてお父上様のご逝去を知りました
存じ上げず失礼いたしましたことをお許しください
お悔やみ申し上げますとともにお父上様のご冥福を心よりお祈り申し上げます
喪中でいらっしゃいますので新年の挨拶は控えさせていただきます
お気を落とされていることかと存じますが
どうぞお体を大切に新しい年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます

文例 すでに弔問を済ませてる場合

このたびはご丁寧なご挨拶状をお送りいただき誠にありがとうございました
□□様が亡くなられてから○カ月になりますね
徐々にではございますが寂しさも和らげばと心よりお祈り申し上げます
喪中でいらっしゃいますので新年の挨拶は控えさせていただきます
○○様におかれましてはおだやかな新春を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます

すぐにでもご遺族の気持ちに寄り添いたいという思いが表れたらいいと思います。

ペット向けの喪中はがき

ユニークかつ、家族同然に愛したペットの喪中はがき。
本当に理解してくださる方にだけ送ってみましょう。

我が家の愛セキセイインコ ポチ が他界いたしましたため
誠に勝手ながら新年のご挨拶をご遠慮させていただきます
本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
令和●●年●月

例文の参考挨拶状ドットコム小さなお葬式

セキセイインコのポチってふざけてるのかと言われそうですが、私が若かりし頃実際に飼ってたペットです。
本当にインコなのに犬みたいに人懐っこく、そして世話好きで人徳ならぬインコ徳のある素晴らしいインコでした。
この子が亡くなったとき、喪中はがきを出すなんて到底考えられなかったけど、家族が亡くなるに等しい位悲しかったです。

喪中はがき・・送る方も受け取る方も、お互い変わらぬ交流ができますように・・。


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