天保山の渡しを降りたら、マーケットプレイスの前を通り地下鉄大阪港駅のある中央線のとおる「みなと通り」まで出て、「三先1丁目交差点」を右折して直進すると「甚兵衛渡船」に到着します。
一番通学に使われてると思われる航路はこちらです。
広域の地図で経路を示してます。黄色い線のバス通りで大阪港駅を左折したら「みなと通り」になり、みなと通りを三先1丁目交差点から左折した赤い線の道に沿って尻無川(しりなしがわ)方向へ直進すると枠で囲った「甚兵衛渡船場」にたどり着きます。
区間 大阪市港区福崎一丁目⇔大阪市大正区泉尾七丁目
距離 94メートル
乗船時間 3分程度
平均乗降者数 1288人/1日
参考:大阪市ホームページ
↓こちらが時刻表「甚兵衛」は上から3つ目です
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尻無川の水門。水門のすぐ向こうは国道43号線
別の日に撮った。珍しく水門が閉まってる様子。
渡船8か所のうちの7か所目まで紹介しました。
8か所ある渡船場のうち通勤通学での利用者数は一番多いところが甚兵衛渡船です。
大正区も港区も工場や倉庫の会社がたくさんあり、両岸ともに商店街もあるので買い物にも便利です。
また高校も港区側も市岡周辺に3校、大正区内にある3校全てが泉尾(いずお)周辺に集中してるため、7時台から8時台は船が満席になったらすぐに出航するピストン輸送で動いてます。8時台は通学時間帯でもあるため2隻使っての運航。
そして、対岸の距離が短いにも関わらず、就航時間が長いのは船の接岸をしやすくするため迂回して船を動かすからです。
この場所の船員さんは、一番操舵に技術が要求されているのではないかと、素人ながら想像しております。
港区磯路には桜並木の綺麗な通りがあり、4月の花見の時期は華やかです。
また港税務署もあるので、確定申告の時期にはバスで税務署に行くより、自転車と渡しを使って通う方が私の場合は近いですね。
大阪シティバスも市民の大切な足ですが、乗り継ぎとなると時間もかかるので自転車の移動が便利な場面もあります。
通学で渡船を利用する高校生もそうですね。
交通機関を使うとなると遠回りになるルートにもなるので、甚兵衛渡船は通勤通学にはなくてはならない存在となってます。
大正区側からなら弁天町に出向くのも、こちらの渡船の利用が便利ですし、港区側から大正区の商店街や昭和山へ遊びに行くにも早く行けます。
通勤通学に「船乗ってきてる」って話したら、ほかの地域の人にはピンとこないみたいです。
この周辺の企業に働く人にとっては、当たり前の事なんですどね。
私もこの町の特性生かして、船舶免許取って船に乗って中之島近辺に通勤出来たら面白いやろなぁ~って想像した事があります(笑)
現実的には船を停める場所に困りそうなので実現しそうにないですが。
夢のような話になりますが、船で都心部に行き来が出来たらバスや鉄道のラッシュ知らずで通勤できるから、便利だと思います。
昔は船で移動できるところが沢山あったんだと思うと、そのころに生きてみたかったと思いを巡らせてみてます。
今は川もほとんど地下に潜ってしまってますからね。
なんだか「ブラタモリ」みたいになってきました(笑)
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