JR大阪駅で実験「スマホで手助け」で心のバリアフリーを!

「スマホで手助け」の実験を大阪駅で実施

「スマホで手助け」実証実験の概要
大日本印刷株式会社と西日本旅客鉄道株式会社、株式会社ミライロの3社は共同で、
2018年8月3日(金)~8月31日(金)の1ヶ月間、JR大阪駅改札外で
「移動に困っている方(車いす、ベビーカー利用者、高齢者、訪日外国人や大阪駅に不慣れな方など)」と、
「困っている方を支援したい」というサポーターをつなぐ「スマホで手助け実証実験」を本日より実施いたします。
この実証実験はLINEなどを活用して困っている方とサポーターをマッチングし、
具体的な行動を後押しするプロジェクトの一環で行われます。

「スマホで手助け」実証実験の概要
【実施期間】2018年8月3日(金) ~ 31日(金)10時~20時
【実施場所】JR大阪駅改札外(中央コンコース、御堂筋南口~桜橋口付近)
【実験内容】
 下記のような「移動に困っている人」と、「手助けしたい人」とをLINEで結びつける実証実験です。
 ①段差などの障害物により、移動が困難になる高齢者、ベビーカー利用者、車いす利用者など
 ②観光案内所などの駅施設や乗換ルートに迷っている訪日外国人や観光客など

実証実験参加方法

①「&HAND」アカウントの登録
この実証実験の趣旨に賛同し、参加していただける方は「&HAND」のLINEアカウントにあらかじめ“友だち登録” をお願いいたします。登録の際、自分が「手助けを必要とする側」か「手助けする側(サポーター)」を選択し、各項目を登録していただきます。

②サポートの依頼とサポーターとのマッチング
「&HAND」LINEアカウントに友だち登録を行った方がJR大阪駅の実証実験対象エリアに入ると「&HAND」アカウントから自動的に対象エリアに入った旨のメッセージが届きます。メッセージはLINEのチャットボット(自動会話プログラム)で行われ、手助けを必要とする人は、会話形式で質問に答えていくことでサポートの依頼からサポーターとのマッチングまでが行えます。また同エリアにいるサポーターは、同じくLINEのチャットボットを通じて、サポートを必要としている人から依頼が届き、サポートの意思を表示することで、該当のサポート依頼者がいる場所に誘導されます。このチャットボットは、訪日外国人にも対応できるようすべてのフローが日本語と英語に対応しています。

「&HAND」とは
「&HAND(アンドハンド)」はLINEなどを活用し、身体・精神的な不安や困難を抱えた人と、手助けをしたい人をマッチングし、具体的な行動をサポートします。手助けを必要とする人は Beaconデバイス を携帯し、必要な状況でONにすると、周囲のサポーター(手助けをしたい人)の LINE にメッセージが届きます。サポーターはチャットボット を通じて手助けを必要とする人の状況が分かり、具体的な行動を起こすことができます。 2017年12月、初めての実証実験となる、妊婦向けの席ゆずり実証実験を実施。多くの方々にご参加いただきました。

スペシャルサポーター:猪狩ともか

2014年からアイドル活動を開始、2017年2月に仮面女子に所属。2018年4月11日に事故で負傷し脊髄損傷による両下肢麻痺のため車椅子生活となった。
現在リハビリ中。
当プロジェクトに共感いただき、スペシャルサポーターとして、応援メッセージを下記公式サイトに近日公開。
「スマホで手助け」公式サイト:https://dnp-andhand.jp

参画会社
大日本印刷株式会社
今回の「スマホで手助け」実証実験のコンセプトである「&HAND」構想に2017年の発案段階から参画しており、現在はさまざまな企業と連携し、事業化を目指した実証実験を推進しています。2017年12月に都内の地下鉄で、立っているのがつらい妊婦と、席をゆずりたい乗客をマッチングする実証実験を実施、今回の実証実験が第2弾となります。 本実証実験では、「移動時に困っている人が、意思表示しやすくなる」「サポーターが、自分で手助けできる内容/手助けできない内容があることに気付ける」環境を構築することで相互理解を促し、心のバリアフリーを実現していきます。

西日本旅客鉄道株式会社
安心・快適に鉄道をご利用いただけるように、お身体の不自由なお客様に積極的にお声かけを実施しております。ご利用のお客様にも駅や車内でお困りの方を見かけた際は、お声かけのご協力をお願いする「声かけ・サポート運動」(共助)を推進しています。また、改札外で行う本実証実験では実施場所を提供するとともに、「技術ビジョン」*1の取組みのひとつとして、「声かけ・サポート運動」の新たな形を検討したいと考えています。

株式会社ミライロ
障害を価値に変えるバリアバリューの視点から、ユニバーサルデザインのコンサルティングを行っており、「やさしさから やさしさが生まれる 社会」という「&HAND」のビジョンに共感し、昨年の実証実験から参画しています。本実証実験では、ユニバーサルマナー検定*2受講者のサポーターへの参画をはじめ、マッチングのフォローや、バリアフリー地図アプリ「Bmaps(ビーマップ)」との連携などを行います。

恥ずかしがりやさんにうってつけの施策

困ってる人を助けたい。
困ってるけど、誰に声を掛けたらいいのかわからない。

そんなニーズにこたえる実験ですね。

私は大阪駅は、今の生活サイクルでは利用しないですが、実現化したらぜひぜひ活用したいです。

あぁ、昔の新歌舞伎座前で車いすの人が困ってそうだったので、声掛けたら怒鳴られるという理不尽な思いをしました。
そんな目に遭わない為にも、活用できると大助かりな施策と言えそうです。

今は、元気ですが足のケガでもして、自由が利かない時が来るかもしれない。
そんな時に役立てる事ができる事に大いに期待したいと思います。

通勤通学で大阪駅を使われる方は、この実験に参加して見られては如何でしょうか?


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