白浜の【桜浜・桃浜】祝4歳バースデー!+パンダの食べ物今昔物語

祝・桜ちゃん、桃ちゃん4歳おめでとうございます!

12月2日は日本国内、唯一の双子のジャイアントパンダ「桜浜・桃浜」が4歳になりました。
段々お姉さんっぽくなってきてますねぇ。

名づけ親でありながら、なかなか白浜に行けなくて申し訳ない&桜ちゃん・桃ちゃんはじめ、
パンダファミリーにもお目にかかりたい気持ちは毎日あります。

2018年はお客さんからプレゼントのアイデアを募ってのプレゼントだったようで
氷の器に竹のプレゼント。さすがパンダは寒さに強い生き物だですね。

サイコロ型の木のおもちゃが可愛いですね。

生まれた頃はこんなに小さかったですね。

2018年8月に生まれた末っ子のパンダは間もなくこれくらいの大きさになるのでしょう。

そして、「桜浜・桃浜」1歳ころはこれくらいでした。

ぴったり体をくっつけて動くあたりが見るからに双子って感じで微笑ましいです。
今では、双子でも別々に暮らすようになってるのはやはり「単独動物」なんだと、
歴代の双子パンダを見ていても思います。

シャンシャンと気が早いけど、今年生まれた赤ちゃんパンダも、
いずれ通る道なので乗り越えて欲しいです。

桜ちゃん、桃ちゃん。
改めてお誕生日おめでとうございます!
これからも元気にスクスク育って下さいませませ。

パンダのお食事の今昔

パンダの昔の食事

人工飼育が始まった頃、概ね150年前。
欧米諸国のパンダ研究が始まり、野生捕獲をされるようになりました。

その頃も竹の確保は大変だったようです。
竹は少しだけ食べ与えられ、他には炊いた米、おかゆ、生卵、
チキン、ビフテキ、ミルク、フルーツ、スイートポテト、砂糖、小麦胚芽。

1966年ヨーロッパとロシアで繁殖の為に、パンダが一時的に交換レンタルをされました。
ロンドンの動物園にいた雌のチチが、ロシアに繁殖のために一時的に滞在。
ロシアの雄パンダアンアンの所に「期間限定嫁入り」をしました。

レンタル期間を終えて、ロンドンに戻ったチチは紅茶を飲むパンダになっていたようです。
今では考えられない話ですが、昔の飼育下のパンダは紅茶やチョコレートも好んで摂っていたそうです。

また中国・臥竜の施設では、新生児には牛やヤギの人工ミルクを与えてました、
パンダはこれを消化するのに苦労していたようです。
飼育下の赤ちゃんパンダも、生後6か月から離乳して竹に切り替えるようになり、
生後6ヶ月から18ヶ月の死亡率も高かったそうです。

食べ物を調達するのが大変だっととはいえ、おやつは人間と変わらない所はビックリです。

現在のパンダ達のお食事

現在飼育されているパンダは、より野生に状態の食事をするために、
竹をメインにリンゴやニンジン、竹嫌いのパンダには竹の化学成分の準拠した、
ビタミンとミネラルを添加したパンダパンを食べ与えるようになりました。
パンダが胃腸を壊して、早くに死んでしまう確率も下がりました。

飲み物も日本のパンダは、できるだけ授乳が出来る間は母乳で飲ませるようになり、
独り立ち以降は、人用ミルクと犬用ミルクをブレンドした「パンダミルク」を飲んでるようです。
竹も赤ちゃんパンダも歯が永久歯に生え変るころから少しずつ切り替えるようになっているのは、
白浜の歴代赤ちゃんパンダや、シャンシャンの成長を追いかける方ならご存知でしょう。

竹もできるだけ新鮮なものを食べ与えないと、パンダの嘔吐や軟便の原因になるので、
竹の確保はどこの施設も大変だと思います。

パンダの竹を食べる量は自分の体重の半分と言われています。
100キロのパンダなら50キロの竹が要ります。

元気はパンダを見せて下さる、飼育員さんや栄養士さん。
竹を取り寄せ、運んでくださる皆様に感謝ですね。

参考文献:パンダが来た道(白水社)


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