白浜赤ちゃんパンダ【彩浜(さいひん)】に決定!飼育下パンダの子育て今昔物語

白浜の赤ちゃんパンダ彩浜に決定!

白浜の赤ちゃんパンダの名前が彩浜(さいひん)に決まりました。
パンダなのにサイ…個人的にはビミョーかな汗

お名前決定おめでとうございます。
どんな名前でも、元気が一番です。

彩り豊かなパンダ生を送って欲しいです。

昔の飼育下のパンダの出産は今以上に困難だった。悲しいお母さんの物語

1983年7月21日AM3:18、アメリカのワシントンDC国立動物園で、アメリカ初の赤ちゃんパンダ誕生。
父シンシン、母リンリンとの間に赤ちゃんパンダが生まれました。

赤ちゃんは生まれて1分ほどで動かなくなりましたが、
母リンリンが赤ちゃんに触れると、赤ちゃんは小さい胸を上下に動かし、
息を吹き返しました。

リンリンは赤ちゃんを舐めたり、優しく揺すってあげたりしていましたが、
AM6:30頃、赤ちゃんは呼吸を止めてしまいました。

そんな中リンリンは動かなくなった赤ちゃんを舐めたりあやし続けました。
スタッフがどうにか、リンリンと赤ちゃんを引き離した後も、
そばにあったリンゴを赤ちゃんパンダと見立てて、腕の中で揺すり始めたそうです。
この行動は、数日間続いたとの事。

死因は気管支炎と推定されたそうです。

母パンダの中には育児放棄をしてしまう個体もいるなか、
悲しくて胸がいっぱいになる話です。

シンシンとリンリン夫婦の間で、何度か出産はありましたが、
いずれも死産か、生まれてもすぐに亡くなりました。

現在のような、餌の環境も整ってなかった頃の話、
夫婦そろってても、パンダの繁殖は難しいという事を物語っていると思います。

既に、何頭もの赤ちゃんを世に送り、生まれた子供も中国で更に子供を産み育ててる白浜のパンダ。
本当にすごい事が続いていると思います。

彩浜ちゃんも、将来はラウさんや梅梅のようなお母さんになりますように。
そして、その子供も元気に育ちますように。

パンダを絶滅から守る為にも願わずにはいられないですね。

参考文献:白水社「パンダが来た道」


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