子連れでコンサートやライブに行きたいがヤバくない?

ここではいわゆる「こどもコンサート」以外のコンサートやライブに行きたい人向けの対策を考えたいと思います。

独身の頃や、結婚してからも子供が出来るまで、コンサートがあるたびに観に行ったミュージシャンやアイドル。
子どもも自分の影響で、自分と同じアーティストやアイドルが好きになったみたいなので一緒に連れて行きたい。

どのような準備が必要か、どのような心構えが大切か考えたいと思います。

途中でぐずって泣き出したらどうしよう。2時間から3時間のライブの間じっとしてないのでは?
子どもが大きくなるまで我慢した方が良いのだろうか?

アナタも周りも幸せになるコンサートに向けての準備をしましょう。

  

子どもと一緒にライブに行きたい。いつからがいいか?

コンサートやライブとなると、まずチケットを確保することから始まります。
チケット購入サイトでは年齢制限を案内されてます。

未就学児児童入場不可にしてるイベントもまだまだたくさんありますが、
ファンが子育て世代のアーティストについては、ホスピタリティも叫ばれる昨今。
託児所付きのコンサートや、親子専用のブロック席を用意しているイベントもあります。

年齢制限の無いイベントについては、三歳から大人と同じ料金のチケットを買う事が出来ます。
つまり2歳以下も「親の膝に乗せる」事で、入場することが出来ます。

しかし、普段の生活では体験することの無い大音量。
公演が始まったら場内が暗転しますし、舞台演出でキャノン砲や野外イベントなら花火が上がったり、
小さい子供には刺激が強すぎる場面が多々ある為、バラード等静かな曲の時に騒いだりギャン泣きするような事があれば、
お子さん自身も可哀想ですし、親のアナタも楽しめませんし、周りの他のお客さんも楽しめません。

アナタがコンサートに向けて、チケット代の準備や日程調整や家族の許可を取る事に苦労されたと思いますが、
それは他のお客さんも同じです。その日を楽しみに仕事や学校、育児等での辛いことも我慢して、この日を迎えてます。
もしかしたら、アナタと同じ子育てママが「この日だけは独身に戻りたい」と、
子どもを預けて一人で来てるかもしれません。

乳幼児は出来るだけ託児所に預けるか、他の留守をしてくれる家族にライブのある日だけお願いして預ける事がベストです。

託児所に預けたら、お子さんはお母さんと離れるのが辛くて泣く可能性もあります。

しかし、会場で普段体験しない刺激を受けてギャン泣きでもしたら、お子さんはもっと可哀想です。
お母さんのアナタも、子どもがぐずったり泣いたりするたびに、会場を抜け出しロビーで子供をあやすことにもなれば、
アナタ自身が楽しめませんし、しょっちゅう席を立たれたら、周りのお客さんにも迷惑がかかります。

ここは3時間だけの我慢と割り切り、保育士さんにお任せしましょう。

ちなみに、子育て経験のある私のライブ友達は、一人はお子さんが大きくなるまでは、ライブを我慢してます。
もう一人は、もうお子さんが小学生なので、一緒にコンサートもいけるのですが、
「子供を連れて行ったら、子どもが可哀想。」と、ライブ当日はお子さんをご主人に託されて出掛けられます。
この友達のご主人は自営の方なので、サラリーマンだったらまた違った対応になるのでしょう。

野外フェスで赤ちゃんを肩車しているお父さんもたまにいるようですが、
これは万一バランスを崩した時に、赤ちゃんを危険にさらすばかりか、
周りのお客さんにも危険を伴う行為なので、本当にやめていただきたい。

あと、これは友達の体験談ですが、オールスタンディングのライブで
赤ちゃんを連れて前の方で見ようとしていた親御さんがいて、
さらっと「後ろに行った方がいいよ」って促したとか。
そこのライブは会場ギューギューで、爆音のライブだったので、
赤ちゃんにとっては、好ましくない環境だったようです。

乳幼児をライブに連れて行くのは、難聴や耳鳴り等の「音響外傷」になる事があるので、
健康面でもよろしくないようです。どうしても…というならイヤーマフをつけて、
大音量からお子さんを守ってあげる対策も必要です。
参照:AERA「子連れライブ」子どもへの影響 医師が指摘

年齢制限のないライブでも、乳幼児の間は託児所や親せきにお願いした方が、
親御さんの為、お子さんの為になると考えられます。

尚、後述する託児所を設置するライブでも1歳児から5歳児まで受付の所が殆んどです。

子連れでライブに行くときの注意点

しかし、どうしてもお子さんも、お母さんと同じアーティストやアイドルが好きだから、
親子で一緒に見たいということになったら。

小学生以上なら、バラードや弾き語りでは静かにするように、
トイレ以外で座席から動き回らないように、言い聞かせる事でなんとかなるかもしれません。
学校行事で演劇やコンサート鑑賞の経験もあるお子さんであれば、お母さんと一緒に楽しむ事もできるでしょう。

小学生以下、幼稚園入園前のお子さんについては、
長ければ3時間は座席から動く事が難しい状況でどうすればいいか。

アップテンポで明るい曲で大声で歌ってもアーティストの演奏や歌でかき消されそうな曲は、
一緒に歌って会場と一体化する体験もとても素晴らしいと思います。

一方、弾き語りやバラード、そしてアーティストが会場に話しかけてる時などは、
静かに話を聞くように、事前にしっかり教えておきましょう。
間違ってもおかあさんが、ライブの最中に大声でお子さんを叱るのは止めてください。

そして、前の席を蹴ったり、食べ物は音を立てないように食べるなど、
周りのお客さんにも配慮が必要です。

トイレに行きたい時は、お母さんにだけ分かるような合図を決めて、静かに会場から抜けるなど、
周りに迷惑を掛けない訓練と思って、レクチャーをするのが肝心・・と思います。

お子さんがぐずり出したら、座席を離れる勇気が必要です。
親子席については後述しますが、親子席の抽選に外れ、
一般席で見ると決めたなら、両親揃ってライブに行くことをおすすめします。

お母さんがライブを見ていたい時、お父さんが子供の様子を見る。
お父さんがライブを見ていたい時、お母さんが子供の様子を見る。
ご夫婦で好きなアーティストが違う時なら出来ると思います。

ご夫婦揃って同じアーティストが好きなら、お子さんはお留守番してもらうのが、一番無難かと思います。
お子さんを託児所や親戚に1日だけお願いして、リフレッシュしましょう。

一般席で親子でみる時の準備

上の注意点を踏まえ、ライブ前から準備できる事をまとめてみました。

行く予定のアーティストのライブDVDがあるなら、それを親子で見ながら予行練習をしておくと、
当日うろたえる可能性は低く出来るでしょう。

DVDを鑑賞するときは、部屋を暗くして実際のライブ会場に近い環境に慣れさせておくのもひとつの方法です。
その時点で、怖がるようなら、お留守番をさせましょう。
これは、チケットが発売される前から定期的に訓練すれば、同伴させるか否かを考える事もできますし、
チケットの譲渡で頭を悩ます事は減らせると思います。

また、ライブの時間は短くても2時間、長ければ3時間以上になります。
いくらお子さんもそのアーティストが好きでも飽きてしまう可能性はあります。

これはライブで実際にあったのですが、ライブもピークを迎え、終わるのが名残惜しい頃、
ステージのアイドルが客席に向かって感謝の気持ちを話している時に、
「ママ――!まだ終わらないの?」と叫ぶ子供の声。
会場の空気が凍り付いたであろうことは、想像できます。

こうなってしまうと、アナタとお子様が針のムシロになってしまうだけでは済まなくなります。
ステージの出演者にとっても、気分のいいことではないでしょう。
あからさまに「出て行って」と言う人は、滅多にいないでしょうけど。

飽きないように、お菓子や飲み物、ゲームなどもあると良いですが、
会場によっては飲食物持ち込み禁止の所もあるので、その時はロビーで食べさせるようにする。

また、持ち込む事が出来る場合の食べ物も、噛むときの音がうるさくないものを選ぶ、
ゲームも音量をオフにしてプレイするのが良いです。
ゲームの画面が明るすぎるようなら、もしかしたら係員の人から止められるかもしれませんので、
出来れば、飲食物で飽きないように出来るといいですね。

どうしても我慢できない時は、落ち着くまでロビーに出る事も大事です。

そして、大人も子供も悩ましいのがトイレ。
会場の大小問わず、長蛇の列になる可能性が高いです。
乳幼児を過ぎた、少し大きくなったお子さんは嫌がるかもしれませんが、
万が一の為に、パンツタイプのおむつをライブ当日は着用させる方が安心です。

大人の方も、尿漏れパッドをつけてると安心です・・・

また、ライブ当日は普段よりオシャレをして出掛けたくなると思います。
これは、私の体験ですが、弾き語りのしっとり系のライブにお子さんを連れて来られた方がいらして、
そのお子さんの「髪飾り」が鈴のように音がなるものだったので、その子が頭を動かすたびに、
その子には申し訳ないけど、雑音が耳に入って集中できなかったことがありました。

どれだけオシャレをしたくても、音が鳴りそうなアクセサリーは着けない方がよいです。

親子席のあるライブに行こう

最近は、子育て世代がファンになる事を想定して、親子席を用意しているライブもあります。
ジャニーズや48グループ、ゆず、Official髭男dism、MONKEY MAJIC等など・・・。

保護者は2名迄とか、2歳以下で保護者の膝の上で見せるなら子供の座席の料金はかからない等、
公演によって、申し込み方法が変わるようですので、チケット発売の情報が出た時に、確認しておくと安心ですね。

親子席の特徴としては、大きな会場ならスタンド席に用意され、立ち上がる事は禁止されています。
とはいえ、一般席でお子さんの前が大人だったら、立ち上がったら全然アーティストが全然見えなかった。
という事態は避ける事が出来るので、これはお子様にとっても良い事だと思います。

周りも親子ばかりなので、一般席よりはお互いの事が理解できる人たちに囲まれてるのも、
気分的に安心できると思います。

託児所を準備してるライブ

託児所のあるライブは、会場に着くギリギリまで、親子が離れ離れにならなくて済むのが一番のメリットでしょう。
チケット代とは別料金かかりますが、会場とは別の所の託児所にお子さんを預けるよりフットワークが軽くなります。
何より、ライブの途中でもお子さんの所に駆け付ける事が出来るのが、親子ともストレス最小限。

LDHグループは2017年から託児所を会場に設けるサービスを始めてるようです。
巨大な音楽イベントのサマーソニックでも、2018年からキッズエリアを設けて、
お子さん向けに遊具や、ダンスのワークショップが行われたり「親子に優しい」とりくみが行われています。

その他、ミスチル、Lunasea、GRAY等、子育て世代に主なファンが多いアーティストのライブにも託児所が準備されてます。

まとめ

親子でライブを行く時は、
親子とも自分たちの事だけでなく、周りへの配慮が必要。
これを守って、一期一会のライブ、心行くまで楽しみましょう。

最初は少々厳しめのことを書きましたが、どんな人でも気持ちよくライブが見られる世の中になるのが、
一番望ましいと思います。偉そうで申し訳ございません。


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