エアコンのクリーニングをした後に冷えなくなった!さぁどうする?

夏本番を迎える前に、室内で快適に過ごすために、
または熱中症対策の為にも忘れたくないのが「エアコンのクリーニング」

そのエアコンのクリーニングを済ませたあとに、エアコンをつけると前より冷えなくなったという事はありませんか?

前は弱風でも涼しかったのに、湿度が80%と快適に過ごせなくなった。
クリーニング前より風がぬるくなった。
ヘタしたら外にいる方が涼しいなどという困った事になってませんか?

エアコンのクリーニングをした後、室温が上がる原因について調べてみました。

  

エアコンのクリーニングをした方がいいか?

エアコンで冷房を使用するときは、部屋の熱気を吸いながら送風口から冷気を出します。
そのため、エアコン内部に結露が発生し、これがカビの発生源になりそこから臭いがまき散らされます。

カビが発生するという事は、カビの胞子やホコリがまき散らされるということで、体にも悪影響です。
カビ菌をまき散らした空気を吸っていると、風邪もひきやすくなり、免疫低下にもつながります。

冬も暖房でエアコンを使う場合は、夏に溜まったホコリやカビ菌が噴出し部屋がカビ臭くなります。
また、ホコリや汚れの中にはダニがいる事もあるので、アレルギー疾患にも注意が必要です。

そして、エアコンが汚れたままですと、エアコン本体の性能が弱まり、電気代がかかります。
夏でも冬でもエアコンから臭いがしたら、クリーニングをする必要があるでしょう。

エアコンのクリーニングをした後に冷えなくなった


自分でも掃除ができるフィルター

自分でフィルターと、熱交換器も市販のクリーナーで掃除をしたけど、カビ臭さが消えない。
熱交換器を自分で取り外すことが出来ないと、中に隠れている送風ファンの掃除が出来ないので、
専門のハウスクリーニングにお願いして、掃除をしてもらったが、掃除をしてもらう前より部屋が冷えなくなってきた。

なんなら、外にいる方がまだ快適なんてどういう事?
そんなアナタは以下の事が原因でクリーニング前よりエアコンが冷えなくなったと感じるかも知れません。

エアコンが冷えない原因と思われるもの


出典:SGネットサービス

クリーニング前が「過冷却」だった

エアコンの汚れで風の流れが悪くなり、エアコン内部は過冷却になり、良く冷える現象が起こります。
その代わり電力の消費が多くなり電気代が高くつくようになります。

クリーニング後に風通しが良くなった分、エアコンは過剰に働かなくても良くなったため、
クリーニング前より体感温度がぬるく感じるようになるようです。

日中や猛暑日は能力が下がる事があり、気温の低い朝夕に涼しく感じたらエアコンは正常です。
電気代もクリーニング前より、安いはず。

冷媒ガスが抜けて補充が必要になった

エアコン取付時に不備があったエアコンは冷媒ガスが漏れている可能性が考えられます。
また、過去に修理工事をしている場合、配管が曲がったり傷ついて冷媒ガスが漏れる事があります。

冷媒ガスの補充が必要かどうかの簡易テスト
1.温度計で室温を測定
2.エアコンをonにする
 設定モードは以下の通り
 温度:低め
 風量:強風
 運転:冷房
3.冷房が出てきたら、送風口に温度計を当てる

この時1.と3.の温度差が10度前後であれば、エアコンとしては正常。
6度も差がないなら冷媒ガスの補充が必要。

冷媒ガスの補充は、扱い方を間違えると爆発や火災の原因になりますので、
エアコンを購入したメーカーの修理窓口に問い合わせましょう。

エアコンクリーニングを依頼する業者が悪かった


これが熱交換機

エアコンクリーニングは価格競争に伴い、安かろう悪かろうで質の悪い業者も多いです。
コチラはプロがやっていると思い込んでいるので、
クリーニングがいい加減かどうかを見分ける事が出来ないだろうと、
手を抜いて掃除をしていることがあります。

クリーニングの業者は熱交換器の汚れを主に取り除くのですが、
洗浄は薬剤を散布したあと、私たち素人が家庭で出来ない「高圧洗浄」で水を噴射して汚れを取り除いていきます。

しかし、「高圧洗浄」と言っても、あまりに水圧があると熱交換器の破損に繋がるため、
実際には高圧洗浄はされてない事が多々あります。

この水を噴射する前に、熱交換器の汚れをブラシ等で除去してから水を噴射しないとキレイに汚れは取れません。

悪質な業者はこの手順をしないで、いきなり薬剤散布に高圧洗浄をするだけで終わらせます。
このやり方ですと、汚れが熱交換器に押し込まれ、高圧な水で汚れが圧縮され更に風量が落ちてしまう事があるようです。

熱交換器のアルミの板と板の間の隙間が空洞であれば、問題ないですが、
黒ずんだ塊が詰まっていたら、この汚れの除去は困難です。

画像でもお分かりのように熱交換器のアルミ板と板の間は非常に狭いので、
熱交換器の状態が自分で確認が出来ないようであれば、
購入したメーカーの修理受付問い合わせてみましょう。

購入したメーカーの修理マンであれば、エアコンの構造や故障原因を熟知しています。
何故エアコンが故障するかクリーニングの業者より知っていて当たり前の人なので、
トラブルになっても、のらりくらりと逃げられる事もなく、早く対応してもらえます。

エアコンクリーニングという仕事の便利なところは、クリーニングが原因で起こった故障でも、
「エアコンの寿命」「エアコンの初期不良」などと言って誤魔化すことが出来てしまう事です。

私も、エアコンではありませんが、自宅が阪神淡路大震災で全壊や半壊こそ免れたものの、
外観にいくつか損傷があり、そこに付け込んで吹っ掛けてくるリフォーム工事の会社の応対に苦慮しました。

素人には分からないと思って、一つのリフォームが終わっても、また「別の箇所が壊れてる」と言って、
さらなるリフォームローンを組ませようとしてきて、本当に不愉快でした。

まとめ

エアコンのクリーニングは、多少高くついても購入したメーカーにお願いするのが安心です。

ダイキン工業:修理のご相談・お申し込み 
パナソニック:エアコン 修理のご相談・お申し込み
日立:エアコンお問い合わせ
東芝:ルームエアコンお問い合わせ先
三菱電機:サポートお問い合わせ霧ヶ峰
富士通ゼネラル:修理依頼・お問い合わせ
アイリスオーヤマ:お客様サポート⇒修理料金について⇒その他の商品
コロナ:コロナ サービスセンター修理受付専用ダイヤル(全国共通番号)
三菱重工冷熱:アフターサービス・家電製品ビーバーエアコン
熱中症や夏バテに負けない夏にいたしましょう。


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