アドベンチャーワールド番外編、パンダ三兄妹の旅立ち

6月5日に白浜から中国の成都へ旅立つパンダ3兄妹を見おさめに行きました。
成都繁育基地で、お嫁さんやお婿さんを見つけてお父さんお母さんになる為です。

「いってらっしゃい」の横断幕。ホンマは行かんといてほしい。


大家族の白浜パンダファミリー

既に中国に帰った兄妹パンダ達、
8頭の内4頭に子供が生まれてます(うち1頭の子供は生後すぐに死亡)

旅立つパンダの傍に、氷でできたケーキがあります。暑がりのパンダは喜んで食べてます。
この子は今回旅立つ三兄妹の中では末っ子格の「優浜(ユウヒン)」4歳

後ろ姿でゴメンなさい。今回旅立つ中では一番のお兄さん、「海浜(カイヒン)」

正面から見たらこんな子です。小さい頃は双子の兄ですが、甘えん坊だったそうです。

此方は双子の妹の「陽浜(ヨウヒン)」6歳、1か月にわたる検疫で疲れたのか、
最後の日だというのに、私が見た時は寝てる所しか見られませんでした。

営業時間15分前に兄妹はバックヤードに帰っても、眠りこける陽浜。営業時間過ぎても起きないので、
観客の方がパンダラブ(展示場)を立ち去ることになりました。
最後にどんな子供だったかを、スタッフさんが紹介して「いってらっしゃい」って挨拶を1頭ずつしたのですが、
陽浜だけはなかなかダイナミックなお嬢さんだったようで、5メートルの木を壊してしまったとか、悲しいお別れの中にも笑いが漏れてしまう話題を提供してくれました。なんだか今更ながら親近感が湧く子ですね(笑)

来場者からの寄せ書きでいっぱいの横断幕

裏もいっぱい寄せ書きです。

6月4日は、初夏にも関わらず過ごしやすい一日で、園内を回るのも暑すぎなくて助かりました。
だけど、元々寒い国がルーツのパンダにはそれでも熱いみたいで、ミストを浴びて暑さをしのいでました。
本当は9時45分からのセレモニーに出たかったのですが、この時間はまだ白浜行のバスの中でした。
南紀白浜エクスプレス大阪号を利用して、アドベンチャーワールドに向かったのですが、普段このバスを使うときは、途中の田辺市役所前や、JR田辺駅、とれとれ市場、白浜バスセンターで沢山の人が下車して、終点のアドベンチャーワールドまでの乗客は、10人いるか居ないかの事が私の経験上多いのですが、この日は終点まで利用の乗客が多かったです。

お別れのイベントに間に合わなくても、見納めはしたい人がそれだけ多いという事でしょう。
今日は沢山写メも撮りました。この記事には載せきれないのですが、幼少期の旅立つ3頭の成長記録の動画は、本当に赤ちゃんの頃から大事に育てられてるのがわかり、おおらかなお父さんの永明と、梅梅や現在のお母さんパンダ良浜のいい所を引き継いで立派な親パンダになってほしいと思う気持ち半分、行かないでほしい気持ち半分で複雑な気持ちになりました。

閉園間近になった頃、兄の海浜からバックヤードに下がり始め、末っ子格の優浜は最後まで運動場を動き回ってファンサービスの後バックヤードに帰り・・。私もそうですが、涙ぐむ来場者がちらほらいらっしゃいました。
最後のご挨拶をするスタッフさんも一瞬涙声になったような気がしましたが、最後の最後までマイペースな陽気な陽浜はずっと寝ていて、「『いってらしゃーい』と言っても陽浜は起きないと思いますが」とアナウンスが入り、会場が失笑とも苦笑ともつかな笑い声でいっぱいになりました。

湿っぽいお別れが陽浜は嫌だったのかな?

また、中国まで逢いに行ったらいいかな?

頑張って貯金せな(;^_^A

いいお父さんとお母さんになって下さい。

翌朝の本当の出発を見届けることはできないけど、旅の無事と良い知らせを待ってます。

今までありがとうね(´;ω;`)ウッ…

2019年現在の三兄妹の近況

中国に三兄妹が帰国して一旦、四川省にある成都大熊猫繁育基地に収容されてから、
中国国内の色んな施設に移動になりました。

やっぱり血縁が濃くなる可能性があるのは、パンダにもよろしくないようです。
成都でアドベンチャーワールド出身パンダに必ず会えるというわけではありませんので、
アドベンチャーワールドのパンダに中国に再会を検討されるなら、何度かに分けて行くか?
それとも、一気に中国を回りきるか??それはアナタ次第。

海浜…貴陽市(きようし)の黔霊山公園(けんれいざんこうえん)
陽浜…成都大熊猫繁育基地(中国に帰国したら一旦収容される施設)
優浜…宿州市(しゅくしゅうし)宿州野生動物園(しゅうくしゅうやせいこうえん)

それぞれの施設をキーワードで検索したら、三兄妹の近況が見られます。

優浜は相変わらず暴れん坊みたいです。


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