チコちゃんに叱られる 石油ってなに?2月28日放送分

石油ってなに?

三浦翔平:ガソリンの元?

チコちゃん:そうねぇ。石油から色んなものが生み出されるけど、石油自体は何からできてる?

三浦翔平:え、何?何って何?え、あの地下から田油みたいなところから出てくる・・・

チコちゃん:油田ね。田油じゃなくて。

岡村隆史:ちょっと三浦君楽屋からやり直す?ちょとまだ頭回転してない。

三浦翔平:武田鉄矢さんの物まねでテンパってしょうがない。

チコちゃん:あれでまた、一仕事終わったみたいになっちゃったわね。ごめんなさいね、あのフリはね。石油のなりたちってなに?って質問ですよ。

三浦翔平:ドロドロして…すんごい下…マグマ

チコちゃん:マグマ…ボーっと生きてんじゃねーよ!

チコちゃん:里穂ちゃんどう思う?

牧瀬里穂:は?

岡村隆史:全員行きますよ

チコちゃん:考えてなかったの?

牧瀬里穂:今ので終わったと思ってたので…ごめんなさいね。

チコちゃん:オンエアー後、(ここで)終わってたら、この後がつまらなかったと思ってください。

牧瀬里穂:厳しいよね~

こたえ 生き物の死がい

解説:秋田大学大学院 荒戸裕之教授

石油ができるまで

石油は紀元前から使われていたという記録があって、
私たちの生活に古くから根付いていたと言われています。

石油は紀元前3000年頃から使われての用途
ランプの燃料
土器の接着剤
ミイラの保護剤

現在も洗濯や掃除の洗剤、化学繊維を使った服飾製品、
タイヤなどのゴム製品、ペットボトルなどのプラスチック製品などに使われている石油。

石油はどこで生まれるのでしょうか?

石油が生まれる場所はかつて海や湖の底だった場所です。
海に浮かんでいるプランクトンが死んで、海底に沈むとバクテリアなどに分解されますが、
しかし、バクテリアが住みにくい環境や、分解が間に合わないなどで、
プランクトンの死がいは残り、その上から砂や泥が重なって行くと、
プランクトンの死がいを沢山含んだ地層が出来ます。

そして、地層が長い年月をかけて地下からの熱を受けると、ケロゼンとう物質に変化します。
その後長い年月を受けて地下からの熱を受けると、熟成が進みケロゼンから石油が出来ると考えられてます。

更に熱が加わって熟成が進むと、天然ガスができます。

つまり、プランクトンの死がいが数百万年から数億年かけて熱を受けることで石油へと生まれ変わっているのです。

また同じように地上の草木が朽ち果てた地層からも石油が出来ます。

なぜ中東に油田があるのか?

石油が中東の辺りで見つかるのは、すごく大きくて浅い海があったからです。
中東のサウジアラビア辺りに約2億年前、テチス海という大きく浅い海があったと言われています。
そこは温暖な気候でプランクトンが育ちやすいものの、陸地に囲まれ海流が循環しにくいことでプランクトンの死がいが溜まりやすく、石油ができやすい場所でした。

その後、大陸が動いて陸地となり、大量の石油が獲られたのです。

現在の石油産業は?

昔は、「石油はあと何十年でなくなってしまう」と言われていましたが、
今では技術が進歩して新しく見つかっています。

最新の技術では人工衛星や地震計で地下のどのあたりに石油があるかを、調べることが出来ます。

また掘削技術も進歩して、昔は採れなかったシェール層からも石油が採れるようになりました。

そのおかげで世界各国のシェール層から石油が採れるようになり、

アメリカが中東の国々を抜いて、石油産業世界一になりました。

1.アメリカ
2.サウジアラビア
3.ロシア
4.カナダ
5.イラン

日本にも油田はある?!

実は日本にも油田は、北海道、新潟、秋田、にもあります。
昔日本はユーラシア大陸とつながっていました。

昔の日本海は陸地に囲まれていて、プランクトンの死がいが溜まりやすい所でした。
日本海側に石油が生まれやすかったのです。

秋田県には八橋油田という日本一の油田があります。

クレーンみたいな機械がポンピングユニットといい、
ポンピングユニットでくみ上げられた石油が、地中へと続くパイプへと通って、およそ1キロ先にある処理プラントへ送られていきます。

そして、石油に混ざった不純物を取り除き、原油となり。
重油、灯油、ガソリン、プラスチックの原料、など目的に応じて精製され、
企業などに売られていきます。

チコちゃんはもし生まれ変わるとしたら何になりたい?

チコちゃん:ラー油

石油ってなに?のまとめ

〇石油はプランクトンの死がいが蓄積された地層、草木が朽ち果てた地層から数億年かけて作られる。
〇石油はプランクトンが育ちやすく海流が少なく死がいがたまりやすい海にできる。
〇中東に大きな油田があるのは昔テチス海というプランクトンが育ちやすく、
死がいが溜まりやすい大きくて浅い海があったため。
〇現在は人工衛星や地震計で油田を探し当てるようになった。
〇現在は掘削技術も発達し、シェール層(深さ約3000メートル)まで掘ることが出来るようになった。
(それまでの原油が取れる深さの2倍以上)
〇シェール層まで掘れるようになってからは中東以外の国でも石油が採れるようになった。
〇現在はアメリカが中東を抜いて石油産業世界一

石油ってなに?の感想

石油が中東以外でも採れるようになったのは、初めて知りました←無知。
日本一の油田が住宅街の中にあるのも驚きでした。

掘削技術の進化にも、大昔掘削機械の図面を書いていたことがあるので、「深い」と思いました。

テーマから逸れますが、三浦翔平って面白いですね(笑)


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