洗濯の生乾きのにおいってなに?
榊原郁恵:汚れが残っててバイキンちゃんがどんどん増えてって…
カビなんだ。
チコちゃん:生乾きのにおいってなに?
榊原郁恵:ばい菌が活動してて洗い流されてません。
残ってたんです!繊維の中にばい菌が…こう運動してます。
それで熱を出して、それでクサイにおいがします。
チコちゃん:ねえねえ郁恵ちゃん。洗濯物の生乾きのにおいってなに?
岡村隆史:全部フリ直されてますよ
榊原郁恵:カビっていうのはどうでしょう?
チコちゃん:カビっていうのはどうでしょう・・・・
ボーっと生きてんじゃねーよ!
チコちゃん:ばい菌っていうのはね。思いますよね。
榊原郁恵:うん。
チコちゃん:ISSAだってばい菌って思うでしょ?
ISSA:そうですね。
チコちゃん:ばい菌がどうなるの?
ISSA:繁殖する
チコちゃん:繁殖して…
岡村隆史:菌の死がいじゃないですか?
チコちゃん:死がい~~~~岡村~~~おかむら!
(歌舞伎のミエのような口調)
チコちゃん:大ヒント、菌のほにゃららのにおい。
ISSA:チコるチコるチコるチコる
チコちゃん:ISSA!つまんねぇヤツだなぁ~。
こたえ ついこの間判明 菌のフンのにおい
解説:愛知学院大学 薬学部 河村 好彰(かわむら よしあき)教授
2011年大手化学メーカー(花王…だそうです)と生乾きのにおいの原因を突き止めました。
生乾きのにおいを作る原因は、モラクセラ菌(細菌)
モラクセラ菌とは、人間の口や鼻の粘膜などにも存在する細菌です。
キッチンや水回りをはじめ、生活環境のありとあらゆるところに生息しています。
しかし、モラクセラ菌そのものがにおっているわけではありません。
生乾きのにおいが生まれるまで
衣類には洗濯しても若干の皮脂汚れやタンパク質が残ってしまいます。
それを餌にしてモラクセラ菌が増えて行きます。
増殖したモラクセラ菌は、やがて4-メチル-3-ヘキセン酸という、フンのような分泌物を出していきます。
更にモラクセラ菌を活発化させるのが、部屋干しなどの環境でたまる「湿気」、そして20℃~25℃の「室温」。
栄養+水分+温度
これらでモラクセラ菌は活発になり、フンのような分泌物を体から出すのです。
これの分泌物こそが生乾きの原因になります。
このモラクセラ菌は洗うだけでは死にません。
洗濯で落としきれなかったモラクセラ菌は、衣類に蓄積していき、繊維にこびりついてかたまりを作ります。
洗ってもまたにおいがするのは、菌が再び増殖と分泌を繰り返すためです。
生乾きのにおいを無くすには?
モラクセラ菌が餌を食べる時間をできるだけ少なくすることです。
・衣類をため込まず、こまめに洗濯する。
・風通しがよく陽にあてて干すこと。
これで増殖のチャンスを防げます。
梅雨の時期はこまめな洗濯も外干しも出来ないと思ってる方がおおくいらっしゃると思います。
そんなときの生乾きのにおいの撃退法は以下の通りです。
・洗濯の前に60℃以上のお湯に10分~20分つける
モラクセラ菌は実は高温の熱に弱いです。
60℃くらいまで加熱させると、死滅させることができます。臭気判定士の判定によると無臭になりました。
ただし、洗濯の都度60℃以上のお湯につけるのは面倒です。・洗濯したあと中温以上(150℃以上)に設定ののアイロンをあてるこれで生乾きが防げます。
ぬれた状態から7~8割程度乾くまでアイロンがけ。(これも面倒くさいです・・・。)
理論上、生乾きのままからアイロンを当てることでモラクセラ菌を死滅させることが出来ます。臭気判定士の判定は「におわない」
どっちも面倒くさい(って本当に面倒くさいですね)人には・・・。
・コインランドリーの乾燥機がおススメ。
家庭用乾燥機(電気式)では、50℃~60℃が一般的ですが、
この温度は菌を死滅させるところまではいきません。
乾燥機の中で、衣類が重なるとモラクセラ菌が死滅する60℃の温度が衣類の奥まで浸透しにくいからです。
コインランドリーの乾燥機(ガス式)なので、80℃まで温度設定が可能です。
そのため衣類の奥まで60℃に達してモラクセラ菌を死滅させることが出来ます。
臭気判定士の判定 無臭+お日様のにおいがする
チコちゃんが今洗いたいものって何なのかな?
チコちゃん:過去
5歳なのに???
生乾きを防ぐにはこのほかにも、酸素系漂白剤を使い、
40℃~50℃のお湯で20分~30分つけおきしてから普段と同じ洗濯をするのが、一番現実的ですね。
近くにコインランドリーがない家庭向きでしょう。
※塩素系洗剤と混ぜ合わせて使ってはいけません!