ゲスト:オリジナルメンバー昇格の夏菜、レギュラー殿堂入り大竹まこと
なんでゴムは伸び縮みするの?
大竹まこと:なんでそんなこと聞くの?伸びたら元に戻ろうとするわけだよ。
チコちゃん:なんで?
大竹まこと:だから繊維の間に 帰ってこ~~いよ♪
って言ってるんだよ繊維が
チコちゃん:やかましーてしゃーないわいなそれ
ボーっと生きてんじゃねーよ!
こたえ まるで水のようだから
解説:東京工業大学 中嶋 健(なかじま けん)教授
ゴムが伸び縮みする理由は、ゴムの分子が水みたいだから。
ゴムの分子の構造
最近は石油から作る合成ゴムが主流ですが、
ゴムは元々、ゴムの木の樹液が主な原料です。
ゴムの樹液から採取したゴムの分子は炭素と水素で出来ていて、
実際のゴム分子は長くつながっています。
ひも状のゴム分子は100ナノメートル(1万分の1mm)で電子顕微鏡でも見ることが出来ないくらい小さなものです。
このゴムの分子が水のように動き回ります。
ゴムの分子は常に自由に動き回っています。
太いゴムが引っ張ると細くなるのはゴムの分子が自由に動き回っているからです。
水の分子は決められた範囲の中で自由に動き回っています。
100mlの水を、幅の太いビーカーと細長いグラスに入れても、
見た目は違っても同じ100mlの水であることに変わらないのですが、
これと同じ現象がゴムにも起きています。
どちらも同じ体積のまま形を変えられるという特徴があります。
ゴム分子の気持ちになる
ゴム分子の気持ちを探る検証実験
・ヒモのように長くつながっている
・自由に動き回ることが出来る
・(ゴム分子に扮する)6人の手首をつなぎ自由に動いてもらいます。
・机・椅子・枕など何を使ってもOK
それぞれ自由に動くため、お互いに近づき自由に動きやすくしています。
6人の動きはゴム分子のようにぐちゃっとしたように見えてます。
そこへシティーボーイズ2号の斉木しげる登場
歌う曲は「LOVER’S RUBBER BRAIN(恋人たちのゴム脳)」
最初のゴム分子たちは歌を聞いていたが、
途中で斉木しげるのバックダンサー二人がゴム分子たちを両端から引っ張りながら歌います。
するとゴム分子たちは伸びている状態になり、体の自由が奪われています。
先ほどまで歌に合わせて手拍子が出来てましたが、それが出来なくなりました。
ダンサーがゴム分子さんたちを引っ張るのを辞めたら、
ゴム分子さんたちは再び手拍子が打てるようになり、
体が自由に動くようになりました。
つまりゴム分子は自由に動き回りたいために、伸ばされても元に戻りたがるという事です。
チコちゃんが伸ばしたいものってなぁに?
チコちゃん:北海道新幹線
(現在、新函館北斗駅までの所を札幌まで伸ばしてほしい)
番組の感想
斉木しげるさん、久しぶりに見ました。
「LOVER’S RUBBER BRAIN(恋人たちのゴム脳)」なんてシュールなの。
作曲がピチカートファイブの小西さんって言うのも何気にすごかったりする。
ゴム分子の図は、ワタクシのプレゼンテーションソフトで再現しようと思うと、
もっと時間がかかりそうなので、割愛しましたごめんなさい。