なんでいぬの名前はポチなの?ゲスト 石川さゆり ウエンツ瑛士
犬の名前は昔なぜ「ポチ」と呼ばれてるのが多かったか??が分かります。
なんで犬の名前と言えばポチなの?
ウエンツ瑛士:犬を飼ったりするときにゲージとかに入ってるじゃないですか犬が、それを開けるのがポチっと開けたらポチャっと
チコちゃん:ポチっと開けるって戸を開ける音なの?
ウエンツ瑛士:気軽に犬を飼える時代が来たときがあって、その時ポチポチャって
チコちゃん:昔からあったの?
ウエンツ瑛士:あったんじゃないですか?
チコちゃん:ボーッと生きてんじゃねーよー!
ウエンツ瑛士:違うの?
チコちゃん:さゆりちゃんなんかは知ってる?
石川さゆり:「ポイ」って投げて、「チ」って帰ってくる。
こたえ 聞き間違えを聞き間違えたから
解説:犬猫歴史研究家 仁科 邦男(にしな くにお)先生
犬のなまえにポチが付くようになったのは、明治維新の頃、
外国人が多く住んでいた横浜から、日本の犬の世界でも文明開化が始まりました。
江戸時代の犬の飼い方は、里犬文化で地域や長屋単位で犬を放し飼いでした。
そのため犬の名前は見分けが付くように「シロ」「クロ」「ブチ」等がつけられていました。
しかし、里犬文化には問題がありました。
日本の犬のほとんどは番犬として飼われていたため、よく吠えました。
特に外国人に対してよく吠えました。うるさいのでなんとかして欲しいと、
日本政府にクレームが入りました。これをきっかけに新しい法律が作られ、畜犬規制と言います。
畜犬規則とは?
飼い主の名前と住所が書かれた名札をつけて、個人で飼う法律。
飼い主がいる犬だけが生き残れる事になり、犬をペットとする楽しみを覚えました。
洋犬を飼うことはお金持ちのステータスでした。
犬を散歩に連れていったり、座敷にあげたり、一緒に銭湯に行ったりしました。
そして、犬に見た目ではない名前「ジョン」などをな名付けることも真似し始めました。
ポチという名前はどこから
ポチは聞き間違えから生まれた言葉です。
たぶんこうだったんじゃないか劇場「犬の名は」
明治時代初期の横浜、イギリス人が犬を連れて散歩してました。
連れてる犬はブチがついてるいました。
そこへ日本人が現れ、イギリス人の犬を外見で呼びました。
「ブチ」を英語で言うとpatch(パチ)、複数形になるとpatches(パッチーズ)と言います。
イギリス人は日本人の発した「ブチ」を「パッチーズ」と聞き間違えました。
明治29年の和英大辞典(三省堂発行)にも「ぶち=patches」の記載があります。
そこへ、更なる聞き間違えが起こります。
日本人が発した「ブチ」を「パッチーズ」と聞き間違えたイギリス人。
「日本人は英語を理解してるが発音がひどすぎる」と
「ブチ」「パッチーズ」の言い合いになり(たぶんこうだったんじゃないか劇場です)
日本人が「この犬の名前はブチではなくポチなんだ」と解釈し、
イギリス人の犬を「ポチ」と呼び、「ポチ」という名前が誕生しました。
ポチという名前が全国に広まったきっかけ
犬の名前「ポチ」が広まったのは、日本最初の国語の教科書に「ポチ」という名前が出てきたからです。
明治19年に発行れた「読書入門(よみかきにゅうもん)」には、
「ポチ ハ、スナオナ イヌ ナリ
ポチ ヨ コイコイ(以下略)」とイラスト入りでかかれています。
利口な犬の代表として「ポチ」が登場しました。
更に明治34年の「幼年唱歌(ようねんしょうか)」で
「はなさかぢぢい」に「裏の畑でポチが鳴く」と紹介されています。
これで全国的に「犬の名前=ポチ」が定着しました。
明治43年の東京朝日新聞掲載の「犬の名前ランキング」には、ポチが1位にランクインしていました。
最新の2019年の犬の名前ランキングでは100位にも満たない圏外になり、
犬を飼うのが昔ほど珍しくない現代、33匹しかいないそうです。
チコちゃんが最近聞き間違えた事ってどんなこと?
チコちゃん:なんかね近所で3歳くらいの女の子がね「俺が待ってる」って言ってんのよ。
なんか枝持っててさ、それが折れ曲がっててさ「折れ曲がってる」って言ってんのよ。
「折れ曲がってる」を「俺が待ってる」と言い間違えてるのを聞き間違えちゃった。ややこしかったわ~