テレホンオペレーターの仕事をしてみた~辞めてもすぐに楽にならない~

失業保険をもらいながら、治療と就職活動・・・と言っても、実際にすぐに働ける状況とは言えなかった。
最低限、求人票やらハローワーク主催のセミナーとカウンセリングを受けて、活動実績をつくり保険を受給されてる状態。
毎日会社に行かなくなって、理不尽な応対をすることもなくなったけど、すぐに「仕事や~めた、元気復活\( ‘ω’)/」なんて簡単には行かなかった。勿論心療内科への通院も薬の服用も続行中だった。

1.忘れた頃にフラッシュバック

大手のコールセンターでの業務内容は、世間的に生活に密着したものを扱う仕事だった。
今なら使ってない人の方が圧倒的に少ないであろう商品。本当は欲しくなくても周りからの勧めで所有することになる人も少なくない商品だった。
なので、どんな使い方をしたらお得に使えるかなども、知り合いから聞かれることもたまにあった。
今までなら「使い方が変わった時点で見直しをした方がいいですよ。」とか「これくらい使うなら、大きいめのサービスに変えた方がかえって安く使えますよ。」と答えることもできたけど、休職したころから業務に関する質問を受けたら、頭が考えるのを拒絶する感覚に陥った。
「ごめんなさい。もう考えたくありません。」と断った。
事情を話すと分かって下さる人だったので良かったけど、頭が考えることを拒絶するまでの事は、今までそんなになかったので自分でも戸惑った。
そして、家族と会話をしてる時「もっとゆっくり話して」と言われて、過呼吸になってしまった。
コールセンター在職時に上司から「もっとゆっくり話すように」とフィードバックを受けたことを思い出してしまったからだった。

「やめて!!!仕事を思い出すから!」はぁはぁ荒い呼吸をしながら家族に文句を言う。
何を聞いても話しても、過敏な反応しかできない自分だった。
職場を離れても、つらい思い出はすぐには消えない。

出される薬の量も増えて、先が見えなかった。

この後、失業保険受給期間を満了し、短期の派遣で単調な事務仕事を経て、セーフティネット的に職業基金訓練を受けながら給付金をもらって何とか収入を途絶えない工夫をしながら、何とか死なない程度に生きていたけど、通学途中に事故寸前にあったり、そのことを不謹慎にも面白おかしく話す他の乗客の会話で気分が悪くなったり、訓練機関で他の受講生の周りの空気を読まないヒステリックな発言でクレーマーに通ずるものを感じてこれまた気分が悪くなって、私は本当に社会復帰が出来るのか、不安で仕方がなかった。

そして、訓練終了後に実験的にアルバイトで復帰した事務の仕事・・と言っても、商品の入荷集荷検品ピッキング作業からパソコン入力まで多岐にわたる仕事だったが、アパレル商品も扱う企業だったので、セロハンに入るように服を畳む作業がどうしても苦手、そしてコールセンターは座りっぱなしの仕事だったのに対して、そこでは機敏な動作も要求されて頭の中はオーバーフロー。

うつ症状やうつ病になる人にありがちな性格「イヤとハッキリ言えない」「できないと分かっているのに変な所で真面目」な性格が災いし、そして本当なら向こうも厄介者であったであろう私の事も簡単にはクビにすることも出来ない状況の中、半年近くも働いて(騙し騙しよく続いたと思います)ある日突然、また過呼吸にを起こし、突然退社。
部署の異動もお願いしてみたが、叶いそうになかったので、データー入力専門の派遣案件の大量募集を見つけることが出来たので、失業期間もほとんど無いまま転職できたのはありがたかったです。

 

2.今までの「テレオペ辞めたい」記事をまとめてみると・・

・出勤する前に体に異変を感じたら、病院に行く前に社会保険労務士の無料相談にまず電話かメールで相談せよ
(傷病手当金満額受給できる分かれ道、通院のタイミングまでレクチャーが受けられるらしいです)
・派遣社員や契約社員でテレオペの仕事に就いてる場合、「更新を希望したけど、叶わなかった。」という体なら待期期間3か月無しで失業保険の受給が出来る。
・失業期間中にハローワークからの紹介で面接や履歴書送付までの活動実績があれば、最大60日の受給期間延長が可能。(年齢や雇用保険加入期間によって活動回数に変動があります。)
・失業保険の受給が終わっても、世帯所得が一番多かったらなら基金訓練で給付金が受けられる・・確か、私が受講をしてた頃は世帯主で12万円の受給でした。

フリーダイヤルに真摯なクレームではなく身勝手ないちゃもんをつけて来られる皆様へ
本当にこちらの不手際で不快な思いをさせてしまったのであれば、同じ過ちを繰り返さぬよう努力をしていかないと行けないのは当然の事ではありますが、
ちょっと保留が長かっただけで、別の電話を使って「〇〇を出せ」とか、そこの企業のサービスを「そっちが勝手につけたんやろ」とその割引がついてるからこそ通常より安く使えて、家族間の利用も無料などもできるサービスであるにも関わらず、最初からケンカ腰でオペレーターをせめて来られる方とか、本当、オペレーターという肩書がなかったら「絶対にアンタらとは関わりたくない」です。
そこの職場を去って何年もたちますが、嫌なことで印象深い人の名前は今でも覚えてたりします。
まだ幸いにも質の悪い皆様と同姓同名の人には出会ってないですが、どこかで出会うことがあったらまず「あの時私を悩ませ困らせたアイツやろか」と多分警戒すると思います。
それくらい、理不尽に怒鳴り散らされるという事は人によっては根深いものになります。
まぁ、怒鳴った人たちはほとぼり冷めたらケロッとされてるんでしょうけど。

いちゃもん付けるエネルギーは他の所で、かかわる人が幸せになれるやり方で使ってください。


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